もう「やり方が違う!」とは言わせない 夫のための“家事ハラ”防御策

竹内 香予子

竹内 香予子

cataso編集長 整理収納アドバイザー

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皆さん「家事ハラ」ってご存知ですか?旭化成ホームズの「共働き家族研究所」が行った「妻の家事ハラ白書」という調査では、「家事ハラ(※注)」とは、家事協力に対するダメだし行為のこと。共働き世帯の増加に伴い男性の家事協力が一般化する中、妻からのダメだし、つまり「妻の家事ハラ」が男性の家事協力の意欲を低下させているという結果が発表され、最近話題となりました。そこで今回は、妻からのダメ出しを防ぎ、夫婦仲良く家事分担ができるための「家事ハラ防衛策」をご紹介します。

 

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「妻の家事ハラ白書」の調査結果

調査は、旭化成ホームズ「共働き家族研究所」が全国の30〜40代の子育て中の共働き夫婦を対象に実施しました。調査によると、家事ハラ経験者は全体の約7割。最も多い内容は「やり方が違う!」という指摘であることが判明しました。
詳しくはこちらの記事を参照。⇒ http://cataso.jp/idea/1062/

では、なぜ妻から「やり方が違う」と指摘される人が多いのでしょうか?その根底には、家庭内でのルールが標準化されていないことが原因にあげられます。価値観や属性の違う他人との共同作業であれば、あらかじめルールを決めて共有することで、作業を円滑に進めようとします。ところが、家庭の話になると状況は一変します。

家事ハラの原因とは?

家事とはそもそも各家庭や個人によって手順は千差万別です。それにも関わらず、作業を一緒にする相手が「家族」という身近な関係であるが故に「言わずとも分かってくれる」という甘えが生まれ、作業標準が曖昧なまま家事を分担してしまいがちです。結果「やり方が違う」というダメ出しにつながってしまうのです。つまり、作業標準を作成し共有することこそ、「家事ハラの防御」につながると言えるのです。

整理収納による解決方法

それでは、具体的にどのようにすれば作業標準を作成し共有することができるのでしょうか。整理収納の専門家として提案したいのが「収納の見直し」です。「収納の見直し」は一見散らかっている部屋を片付ける作業と思われがちですが、効果はそれだけに留まりません。

具体的には、何を所有しているかを把握した上で、必要なモノに厳選し、作業がしやすい場所にモノを納め直す作業のこと。夫婦でこの作業に取り組むことで、それぞれがどんな手順で家事をしているのかが明らかになります。その上で二人のルールを決めることができ、妻の当たり前で旦那様が振り回されることを防ぐことにつながります。

 

作業の手順は、以下の通りです。

1、      夫婦で取り組む。共同作業がポイントです。

2、      収納を見直す場所を決める。

3、      収納しているモノを全部出す。

4、      使うか使わないかでモノを分類する。

5、      使わないモノは処分する。

6、      使うモノは、どのように使うものなのか話し合う。

7、      どこに戻すか二人で話し合いルールを決める。

8、      モノを二人で決めた場所に戻す。

 

例えば、台所の収納の見直しをすることにより、食材の保管場所や保管方法、調理手順、食器洗いのこだわりなどを確認できます。脱衣所では、洗濯の手順や畳んだ後の洗濯物の直し方、洗剤の使い分け方法などが明確になりますよね。これこそが、作業標準を作成し、共有することになります。

 

ここで一番大切なのは、夫婦で話し合うことです。後は二人で決めたルールに沿って作業を進めれば、「やり方が違う」と苛立たせることもありませんね。ぜひ皆さんも試してみてくださいね。

 

(※注)「家事ハラ」を最初に提唱した和光大学教授・竹信三恵子氏による定義(家事育児介護などの家庭責任が不当に過小評価されており、こうした責任を主に女性が担っているにも関わらず、その責任や負担があたかも『ないもの』のように扱われる問題)とは異なります。

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