捨てたらもったいない?モノの場所代には〇万円も掛かるのですが!

芝谷 浩

芝谷 浩

収納スタイルコーディネーター、インテリアコーディネーター、NLD性格アドバイザー

捨てたらもったいない

“捨てたらもったいない”、“また使うかもしれない”、“取っておいても損しない”……そんな風に思ってついついモノを溜め込みがちですが、果たして本当にそうでしょうか?
今回はモノの場所代にはいったいどれくらい掛かっているのかを検証してみたいと思います。ついつい“もったいない!”と言ってモノを溜め込んでしまっている人には目まいがするような内容かもしれません。その点ご留意いただいたうえでお読みください。

 

スポンサードリンク

 

■1.家賃の20%はモノの場所代に消えている!

私の経験上、押入などの造り付けの収納スペースは、床面積の10%程度を占めていると言えます。集合住宅の場合はそれよりも少し低い値となることが多いですが、戸建てでも集合住宅でも必要なモノの量というのは同程度と考えられますので、少ない分は収納家具を置いて補うことになります。そしてその収納家具を置くスペースは同じく床面積の10%程度。合わせて床面積の20%をモノの置き場所として使っているわけです。

仮に毎月の家賃が10万円だとすると、その20%は2万円となります。年間で24万円、10年間で240万円もの負担となるのです。ですからモノは持っているだけなら損しないのではなく、むしろまったく逆で、持っているだけで損をするのです。またもちろんこれは賃貸に限った話ではなく、分譲の場合は先払いもしくはローンで20%をモノの場所代として支払っているだけのことと言うことができます。

■2.床面積の30%以上がモノの置き場所になったら既にレッドゾーン!

先ほどの家賃の20%がモノの場所代に消えているという話は、実はスッキリ片づいている家の場合の話なのです。片づいていない家の場合は、床面積の20%以上をモノの置き場所として使い、家賃の20%以上をモノの場所代として支払っているということになります。モノの置き場所に床面積の30%を費やしてもまだ残り70%もあるじゃないか。そんな風に思われるかもしれませんが実はそんなに余裕はないのです。というのは、風呂、トイレ、廊下、階段など、家の中にはモノを置くような場所ではないスペースが相当あります。また、家具には収納家具以外にも、ダイニングセット、ソファー、ローテーブル、ベッドなどのいわゆる脚物(あしもの)家具があり、むしろこれらのほうがスペースを取るのです。

そんなわけで床面積の30%がモノの置き場所になった状態では、壁面の多くが収納家具で占められた状態でかなり圧迫感が強くなります。そして床面積の40%がモノの置き場所になった状態では、家具などの隙間で生活をしているような状態になってしまうのです。

■3.使うかもしれないモノを溜め込むなんて“もったいない!“

もちろんモノを減らしたからと言って家賃が返ってきたり、ローンの負担が減ったりするわけではありません。しかしモノを減らせば、たとえば4LDKではなく3LDKでも十分暮らすことができるかもしれません。そうすると、家賃やローンの負担は少なく済ませることができるでしょう。また、モノを溜め込むことによって確実に快適さが失われているのです。快適に安全に住むための家であるはずが、モノを置くための倉庫であったり、常に危険と隣り合わせであったりするような状態の家となってしまっては本末転倒です。

どんなモノであってもそれを今後使う可能性は0%ではありません。しかしそれを保管するのには100%確実に場所代が必要なのです。ですから、使うかもしれないモノを溜め込むなんて本当にもったいないことなのです。

 

モノを溜め込むことがいかにもったいないかということが少し実感していただくことができたでしょうか?実際にモノを置いている場所の面積を測ってもらえればより正確に場所代を把握してもらえるかと思いますが、前述の通り、片づいていれば20%、圧迫感を強く感じるようなら30%、家具の隙間で暮らしているような状態だと40%の家賃または購入価格を場所代として支払っていると思っていただければ良いのではないかと思います。
モノを増やしてしまうと場所代に加えて収納家具などにもお金が必要です。確実に使うモノだけをキープして、無駄な場所代を支払うことなく、安全快適に暮らしたいものですね。

(著:芝谷 浩/cataso専門家ライター)

スポンサードリンク

芝谷 浩
この記事を書いた専門家:芝谷 浩

「本当に自分に合った片づけ方」を一緒に見つけましょう!

片づけが難しいのは自分が置かれている状況とニーズが把握できていないから。自分をもっと理解して片づければ、毎日がもっと楽に、もっと楽しくなるはずです。
ブログ:New!収納教える.コム

→詳しくはこちら