「いい人」が片づけ上手になれないワケ

芝谷 浩

芝谷 浩

収納スタイルコーディネーター、インテリアコーディネーター、NLD性格アドバイザー

 

「いい人」が片づけ上手になれないワケ

片づけが上手でない人がすべて“いい人”ではありません。しかし私の経験から言うと、“いい人”は片づけが上手でないことは事実です。なぜ“いい人”が片づけ上手になれないのか、今回はその理由についてお話ししたいと思います。

 

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■1. 他人の反応が気になるから捨てられない

片づけられない理由のひとつとして“捨てられない”ということが挙げられることが多いのですが、これには大きく分けて2通りあります。ひとつは何を基準に判断すれば良いのか分からないということ、もうひとつは家の外に出すことができないということです。

“いい人”に多いのは後者で、隣近所の目が気になるから、義父母と同居しているから、ゴミの分別方法がよく分からないから捨てられないということがあります。また、もらったモノを捨てられないというのも多いです。

他人の目を気にしすぎじゃないかと思うケースもありますが、確かにその状況では捨てるのが難しいだろうなと思うことも少なくありません。他人の目を気にせずに捨てるためには、鈍感さや強引さが必要かもしれません。

■2. みんなのためを思って取っておく

“いい人”は自分のことよりも他人のことを中心に考えます。そのためモノもみんなのことを考えて過剰に持ちすぎる傾向があります。

ある会社でデスクの上も下もいつも書類の山になっている人がいました。周りの人は“片づけができない人”とレッテルを貼っていたのですが、なぜそんな風になっているのかを調べてみると、その人は部下や上司のために今までの会議の資料などをすべて取っておいていたのです。そして、その人が資料を取っておいてくれたおかげで助けられた人は少なくありませんでした。

だからと言ってそういう状態が好ましいとは言えません。みんなのためを思いすぎて自分が犠牲になることはないのです。

■3. 断れないから片づける時間も気力もない

“いい人”は他人のためにモノを持つだけでなく、時間もエネルギーも他人のために使います。自ら積極的に時間やエネルギーを他人に使うだけでなく、何かを頼まれたら断らずに引き受けることを良しとするため、どんどん自分の時間やエネルギーがなくなり、片づけまで手が回りません。

“ウチの旦那は外面ばかり良くて家のことは何もやってくれない”なんてことをよく耳にしますが、これも結局、家の外で時間やエネルギーを他人のために使い果たしてしまった結果です。

一朝一夕では“いい人”にはなることはできません。逆に、同じようにすぐには“いい人”をやめることもできません。しかし、しっかりと自分のために時間やエネルギーを使おうと思ったら断る勇気もときには必要です。

 

もし、あなたが片づけられない理由が“いい人”であろうとした結果だったとしたら、あなたは“いい人”をやめることができるでしょうか。それも一つの選択肢だと思いますし、今のあなた自身の良いところに気づくこともまた良いことだと思います。

(著:芝谷浩/cataso専門家ライター)

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芝谷 浩
この記事を書いた専門家:芝谷 浩

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片づけが難しいのは自分が置かれている状況とニーズが把握できていないから。自分をもっと理解して片づければ、毎日がもっと楽に、もっと楽しくなるはずです。
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