「親の家を片付ける」その前に…押さえておきたい心得3つ

とみやす かおり

とみやす かおり

整理収納アドバイザー

oyakataduke出典:http://cataso.jp

子育てが一段落したら、その後は親の介護・・・。この方程式は一昔前の話です。 晩婚化により母親の出産年齢が上がってきている一方で、超高齢社会に突入しています。そのため、子育てと介護の時期が重なる(ダブルケア)家庭が増え始めています。メディアでも多く取り上げられている「親の家の片づけ」について、今回は具体的なノウハウではなく、取り組む前のポイントを3つお伝えします。

 

スポンサードリンク

 

■1.まずは自分の家を片づける

親の家を片づけることにエネルギーを注ぐあまり、自分の普段の暮らしを放置してしまうと、心身ともに疲れ果ててしまいます。親の家を片づけて疲れた体で帰宅すると、家の中が散らかり放題・・・なんていうことも。親の家の片づけは想像以上に心身ともに疲れる作業であるため、なかなか我が家のことに手が回らなくなるのも事実。

そのため「自分自身の暮らしをしっかり確立させておくこと」が、ひいては親と良い関係性を保ちながら、親の家の片づけを実行することにつながります。あなたの不在時に家族が困らないよう、そして自分たちで片付けられるように、普段からお家の中を整えていくことが大切です。お家の中のモノの在り処を家族全員で共有することから進めていくのはいかがでしょうか。

■2.親の家にある自分のモノを見直す

独身時代の自分のモノを、実家に放置したままにしていませんか?もしかすると、学習机やベッド、衣類やバッグ、アルバムなども独身時代のまま。まるで、その部屋にまだ自分が住んでいるかのような状態にしている方もいらっしゃるかもしれませんね。そしてまた、現在の自宅に置けないモノを実家に預けるというように、実家を物置がわりにしていませんか?

親は荷物を置かせてくれるかもしれません。しかし、確実に親は老いていき、その荷物を動かすことすら億劫になります。すると掃除もできずに空気の入れ替えがやっと、という不衛生な状態を作ってしまいます。親の家を片づけなきゃ、と感じたならば、まずは親のモノに着手する前に「親の家にあるご自身のモノ」を見直すことから取り組みましょう。

■3.自分の家とは違うことを認識する

そもそも自分の家の片づけと親の家の片づけは、ゴールが異なります。昨今のお片づけブームで、片づけに関する知識を持っている方が増えています。そしてそれを全てのパターンに等しく当てはめようとしてしまい、そのことが残念ながら親との関係性を悪化させてしまっていることがあります。

自分の家の場合は、家事がスムーズにできるように等、快適な暮らしを送ることを目的としていますが、親の家の片づけの場合は「安心・安全・健康」が最優先されます。必ずしもスッキリが優先される訳ではないのです。モノを手放すことは、親自身を、そして親の思いを否定されたような気持ちを抱かせてしまうため、モノを抱え込む人もいます。多くの人はこのことを正しく理解しないままに、親の家の片づけに着手し失敗してしまうことがあるようです。「親の家と自分の家とは違う」ということを念頭に置きながら、親の気持ちを最優先に進めていきましょう。

 

親の家を片づけることは大変なイメージがありますが、良い面もたくさんあります。片づけを通して親子の絆を深めることができるのです。改めて親の子どもへの思いに触れることができ子どもとして嬉しく思えたり、親子でも考え方が大きく違うことを発見したり、逆に似ているなと温かな気持ちになることも。小さな我が子と上手にコミュニケーションをとるためには努力を惜しまない、私たち親世代。だったら、私たち子ども世代が年老いていく親に対して、親の家の片づけを通して上手にコミュニケーションを図ってみませんか。

(著:とみやす かおり/cataso専門家ライター)

スポンサードリンク

とみやす かおり
この記事を書いた専門家:とみやす かおり

あなたの「いつも」を大切にする整理収納アドバイザー

家族みんなの「ベストバランス」を見つける暮らし方。片づけとは、家族みんなが幸せな暮らしを送るための手段。心が少しでも軽くなるようサポートします。
ブログ:ゆとりクリエイト ~千葉松戸・ 整理収納アドバイザー とみやすかおり ~

→詳しくはこちら

この記事が気に入ったら今すぐシェア!