子どもがモノと向き合う機会に。「使い終わったランドセルが最後に教えてくれること」

長野 ゆか

長野 ゆか

整理収納アドバイザー、整理収納コンサルタント

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卒業と同時にランドセルは役目を果たします。
使わなくなる=不要という、明確なタイミングがきます。
だけど、6年間のたくさんの思い出の詰まったランドセルを、使わないからと言ってすぐに処分する人はあまりいません。

置いておいても仕方ない、捨てるには忍びない。そんなランドセルの行き先を1つご紹介します。

そして、片づけで大切な「モノを大切にするとはどういうことか」をお子さんと一緒に考えるチャンスにしてみてください。

 

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■想い出のランドセルギフト

使用済みのランドセルをアフガニスタンの子どもたちに寄付をすることで、現地の子どもたちの支援につながる活動をしている、使用済みのランドセルの寄付を募っている団体へ送ることができます。

貧困で学校に通えないため、識字率が低く、保健や衛生の知識や情報を印刷物から得て理解することができない、特に女の子は妊産婦となったときに文字が読めないことが、新生児死亡の危険と直結しているとのこと。
ところが、日本から贈られたランドセルが届いた子どもたちは学校へ通えるのだそうです。

https://www.joicfp.or.jp/jpn/

■子ども自身がモノと向き合い、深く考えるチャンス

もちろんご家庭によって考え方はさまざまですし、お子さんのこれまでの片づけやモノとの付き合い方によっても考えは変わるでしょう。寄付した方がいいとも、捨てた方がいいとも、置いておいた方がいいとも、一概には言えません。
ただ、ぜひお子さん自身にランドセルをどうするかは、尋ねゆっくりお話してみてください。自分が使い終わったモノ、役目を果たしたものに対して、何を考えどうするのかを決める、ということをお子さんが経験できるチャンスです。

もしかしたら「なんとなく捨てたくない」と言っているお子さんもその後のランドセルが大切に使ってもらえること、それが支援につながることを知れば、また違う考え方の、きっかけになるかもしれませんし「置いておく」しか言わなかったとしても、色々考えに変化は起こっている可能性もあります。

■駄目なのは、なんとなく持ち続けること

逆に1番ダメなのは、持っておくともいつ処分するとも何も考えずに、なんとなく捨てられないと、置いておくことです。

使ったモノの最後を見届けずに「放置し、忘れ、いつか処分する」ということは、実はとてもひどいこと。処分しない=大切にしている、では決してないのです。

6年間毎日こんなに使ったのに、卒業したらとたんに困りもの扱いしてしまっては、ランドセルがあまりにかわいそう。だったらきちんと最後の行き先も決めて見届けることが、使った人の役割ではないでしょうか。お子さんに、そんなお話していただくのも良いかもしれません。

ランドセルが最後に教えてくれること

六年間一緒に学校へ通ったランドセルをどうするかを責任を持って考えること。これは「モノを大切にする」「片付けやモノに対する考え方」ということを、深く考えることになります。

ぜひそんなきっかけにしてみてください。

そして本当に最後の最後が決まった時には、幼稚園のときあんなに憧れ、背負って嬉しかった日のことを思い出し、「今までありがとう」と声をかけて、手放してあげてください。

自分が使ったモノの最後にきちんと向き合うこと。お金では買えない大切なことを、ランドセルが最後に教えてくれると思います。

(著:長野 ゆか)

長野 ゆか
この記事を書いた専門家:長野 ゆか

アイデア・おしゃれ収納ではない「本当の片づけ」を伝える

整理収納アドバイザー。3児の母。元片づけ苦手経験を持ち、現在は講師。ストレスの軽減、「誰でも・すぐできる」情報をご提供。
ブログ:オフィスミカサ公式ブログ | おかたづけとweb・メールのサポートをする奈良の会社

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